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真鍮製抗菌取っ手カバー

【新型コロナウイルス対策】

​真鍮製抗菌取っ手カバー

新型コロナウイルスの世界的流行にともない私達の生活習慣は大きく変わりました。

完全終息の目途はいまだ立っておらず、感染対策の継続が必要です。

​感染対策という観点から私達の会社ができることは何だろうか、そう考え目を向けたのが銅の抗菌効果です。

私たちが普段作っている錺金具の材料は銅や真鍮です。

銅には抗菌効果があることが証明されており、新型コロナウイルスに対しても有効だという結果が出ています。

また、​真鍮は銅と亜鉛の合金であり、このような銅合金にも同じような抗菌効果があります。​

それならば材料の抗菌効果を活かし、錺金具の技術を応用して何か役に立つものが作れるのではないかと考えました。

そこで多くの人が触る扉の取っ手からの接触感染リスクを軽減するために、真鍮製の取っ手カバーを作りました。

そして大阪府茨木市にある称名寺さんの俱会堂(納骨堂)の扉の取っ手に、新型コロナウイルス対策として真鍮製の取っ手カバーを取りつけさせていただきました。

真鍮製抗菌取っ手取りつける前
真鍮製抗菌取っ手カバーを取り付けた後

錺金具の技術を使って紗綾型(さやがた)の模様を入れました。

紗綾型は、お寺を表す記号にもなっている卍という漢字を斜めに崩して連続してつなげた模様です。

「不断長久」を表す縁起柄とされていて、古くから親しまれてきたものです。

紗綾型の取っ手カバー

取り付け方

真鍮製取っ手カバー本体2枚1組
真鍮製取っ手カバー本体を取り付ける

まず2枚の本体の板で取っ手を覆い、マスキングテープで仮止めします。

真鍮製取っ手カバーを留め具で留める
真鍮製取っ手カバーを留め具で留める

留め具をねじで固定します。

真鍮製取っ手カバー取り付け作業
真鍮製取っ手カバー取り付け完了
真鍮製取っ手カバー取り付け完了

扉に取り付けて完成。

抗菌効果を目的としているため、塗装やメッキはしておりません。

経年変化により真鍮の色は徐々に5円玉のような色に変わっていきますが、抗菌効果は持続します。​

取っ手そのものを銅製や真鍮製に変えることは予算の面でもなかなか難しいかもしれませんが、このように今お使いの取っ手を覆うようにして取り付けるカバーでしたら、取り入れられる場合もあるかと思います。

​ご興味がありましたら、お問合せください。

銅・真鍮製抗菌取っ手装飾版

同様の目的で、四角い押し板タイプの取っ手の装飾板も製作しました。

​こちらは銅と真鍮の両方を組み合わせてデザインしています。

1日でも早く平穏な日常が戻ってくるよう願いを込めて、永遠に続く穏やかな波を表す「青海波(せいがいは)」の文様にしました。

銅・真鍮製抗菌取っ手装カバー
青海波模様

取っ手の側面や裏面の手で触れる部分には銅箔テープを貼りました。

取っ手の表面には、両面テープで簡単に貼りつけられる仕様です。

取っ手の側面に銅箔テープを貼る
両面テープで取り付ける

今回はある鍼灸治療院さんにご協力いただき、院の扉の取っ手にこの装飾版を取り付けさせていただきました。

鍼灸院の先生には、これで患者さんの安心感が上がるといって喜んでいただけました。

装飾版を取り付ける前
装飾版を取り付けた後

なお、こちらの商品は取手のサイズに合わせる必要があるため、オーダーメイド品となります。

ご興味がある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

銅・真鍮の抗菌効果について

銅や銅の合金である真鍮(しんちゅう)に抗菌効果があることは知っている方も多いと思います。

この抗菌効果を利用した銅製の三角コーナーなどが有名です。

 

では銅に新型コロナウイルスについてどの程度の抗菌作用があるのか。

これについては新型コロナウイルスにおいても大きな抗菌効果が確認されています。

実際、アメリカ疾病対策予防センター(CDC)の発表によれば、新型コロナウイルスの活性時間はプラスチックやステンレスの表面上では最大48~72時間であるところ、銅の表面上ではなんと最大でも4時間と極端に短く、接触感染のリスクを抑える効果が期待できます。

しかも、これらの効果は永久に続きます。

また、銅や真鍮は今回の新型コロナウイルスのみならず、毎年のように流行するインフルエンザウイルスやノロウイルスをも不活化する効果があります。

さらに、病原性大腸菌O-157やレジオネラ菌に対する殺菌効果もあります。

免疫学者の中には今回の感染拡大をうけて、ウイルスが付着する機会の多い医療機関や公共交通機関の設備などでもっと銅材を使べきだとする方もいるほどです。実際に一部では以前から院内感染を防止するために手すり、ドアノブ、取手などあらゆるところに銅材を導入している病院もあります。

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