錺金具とは
錺金具(かざりかなぐ)は、神社仏閣や仏壇、神輿などに取り付けられる装飾金具です。
その役割は、単なる“飾り”にとどま らず、格式や祈りの気配を空間に添える存在とも言えます。
素材には主に銅・真鍮・鉄が用いられ、鏨(たがね)による彫金や、いぶし仕上げ・金箔押しなどの技法を組み合わせ、
一点一点、その場にふさわしい意匠で仕立てられます。
古くは飛鳥時代から続くこの技術は、見た目の美しさだけでなく、
部材の保護や納まりの調整、空間の格を高めるための重要な役割も担っています。
錺金具の製作事例
錺金具竹内の特徴・強み
1. 図面がなくてもご相談OK
現場写真・寸法メモ・ラフスケッチだけでも製作対応が可能です。
「図面が間に合わない」「既存に合わせて作ってほしい」といった声に応えてきました。
もちろん手書きだけでなくPDFや2D・3D CAD図面も対応可能です。
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2. 部位・意匠に合わせた一点製作
沓巻・破風・唐戸・格天井など、取り付け部位の特性に応じて、形状・折り・厚み・文様を自在に設計・製作します。
手仕事ができるから「1点だけほしい」「左右一対で作ってほしい」などにも対応可能。
弊社では、価格のために仕上がりや納まりを犠牲にするような製作はしておりません。
あくまで「現場で納まること」「施主様に誇れる仕上がりであること」を最優先に、長く残る建物にふさわしい製品をご提供しております。


3. 手仕事 × 機械加工
私たちは、伝統的な鏨(たがね)による彫金に加え、
プレス機やNC工作機械を活用し、鉄製金物の加工や金型製作まで自社で一貫して行っています。
製作ごとに必要となる治具も都度設計・製作しており、意匠の再現性、寸法の精度、そして安定した仕上がりを支えています。
設計寸法に基づいた精度の高い加工と、取付時の納まりまで配慮した仕立てにより、「現場での調整が不要だった」「取り付けがスムーズだった」といったお声もいただいています。
美しさと納まりの確かさ、その両方を支えるのが、手仕事と機械加工を両立させる私たちの強みです。

4. 社寺金物・仏具・神輿まで対応可能
社寺の新築・修復、仏壇や神輿など、大小問わず全国からご依頼をいただいております。
長年の経験から「どこに、どんな金具が必要か」のご提案も可能です。

